病院やクリニック、老人福祉施設は倒産するのか?!それらの倒産状況を見てみる
倒産状況を見てみる
しよです。ちょっと重い話題です。
あるクリニックのことを書こうと思っています。
今回はまずその前フリとしての予備知識です。
医療機関・老人福祉事業者の倒産動向調査
帝国データバンクによる医療機関・老人福祉事業者の倒産動向調査を見てみます。
過去3年の概要
2018/1/16
老人福祉事業者の倒産、過去2番目の高水準~介護報酬改定が大きく影響、淘汰が加速~2017/1/13
老人福祉事業者の倒産、2年連続で過去最悪~医療機関では病院の大型倒産が2年ぶりに発生~2016/1/13
老人福祉事業者の倒産、過去最悪を記録~「病院」の倒産は2000年以降で最少~
倒産件数推移グラフ
帝国データバンクさんのレポートの倒産件数推移のグラフです。生々しい…
2000年以降、倒産件数が増えているのがわかります。
高齢化社会を迎えようとしているのに、老人福祉事業者の倒産が右肩上がり。
これ、どーゆうこと??
介護保険がスタートした2000年当初より、他業種から事業計画が甘いまま参入し、立ち行かなくなるところが多くあったといいます。
また慢性的な人手不足もあると思います。
老人福祉事業者の倒産については、根本的な問題解決がまだまだできてない、ということでしょうねぇ。
今回の改定で改善されればいいのですが…
と、このことについて、話を膨らませると長くなりすぎるので、このへんでスルーします。
そして、今年の動向調査のコメントとして、次の内容が書いてあります。
高齢化が進み、サービス需要が拡大するはずの老人福祉事業者の倒産が増加の一途を辿り、2016年にピークを迎えた。そうしたなか、今年実施される診療報酬・介護報酬の同時改定が両業界にどのような影響を及ぼすのか注目される。
今年は診療報酬改定がありましたので、その影響は来年の調査の報告であげられるのだと思います。
それなら今から書かんと来年の分に書いてほしーわ。めっちゃ気になるやん…と思ってしまいました。
…余談ですが…私が受けた診療報酬改定の説明会では次の説明がありました。
診療報酬改定は改定率は+0.55%(薬価等を除く)とありますが、改定の内容をよく理解し、算定できる加算はキッチリ算定する。
クリニックで限定すると、そうしなければマイナス改定になるのでは?と講師の方が。
再度、レセプトの確認をされたらいかがでしょうか。
しかしカラフル過ぎるな。。このグラフたち。
話を戻して。。。前回ブログにも書きましたが、病院やクリニックも健全な経営を求めないといけない時代です。
帝国データバンクのレポートを見ると、医療界も厳しい時代だと改めて実感。
…とそういう動向調査があってもそこまで実感がない方も多いと思いますが。
しよは実際に目の当たりにしてしまいました。
クリニックの倒産
これは考えさせられる一件でした。
ちょっと長くなるので、次回に持ち越しです。
帝国データバンク今年の倒産動向調査について詳細はリンク先で。
おまけ
こんなニュースがありました。
外国人観光客が増えるのはいいことでもありますが、問題が出てきているのも事実。
お国ははよ改善してください!
税金、なんぼあっても足りまへんで。