【その1】クリニックの倒産を目の当たりにして思うこと
とあるクリニックの倒産
まず始めに
今回は社会派のしよさんです。
とあるクリニックの倒産について書きたいと思います。
閉院ではなく倒産です。
クリニックの閉院
先日、ブログに予備知識として前フリの記事を書きました。
クリニックの閉院は何件も見てきました。
クリニックの閉院はドクターの高齢化や制度変更の影響を受けてやむなく、など、やるせなく感じることが多々ありますが、今回のこのケースは違います。
当たり前のことですが、倒産はいろんな人を不幸にします。
社会的な問題として提起したい一件ではありました。
本当は地域や診療科も書きたいくらいなのですが、おそらくクリニックを特定できてしまい、関係されたいろんな方にご迷惑をおかけすると思いますのでやめておきます。
あるクリニックとの出会い
とあるクリニックにシステムの導入のご契約をいただき、そのクリニックの理事長、事務長との出会いがありました。
このクリニックは事務長が実質的な経営権を握っておられました。
事務長は民間の会社出身で、豪快で、面倒見もよく羽振りもいい、バイタリティーもあって、行動力もある。
…いいとこばかりの人みたいですね。。。
新たなクリニックや介護事業所をオープンさせるなど、目標を1つずつ達成していく姿に少なからず尊敬の念を抱いており、いろんなことを人生の先輩として教えていただきました。
仕事でのお付き合いの再開
そして転職先でもそのお客様よりご契約をいただき、再びそのクリニックに出入りするようになり、あることに気づきます。
お金の支払いがルーズになった??!!
関係各所へのお支払いを滞納するようになっていたようです。
おまけに主要な位置にいたはずの職員の退職。
理事長、事務長は事務所にも顔を出さなくなっていました。
理事長は診察もしていない。もともと週1くらいしか来てなかったみたいですが。。。
そんなこんなでなにかおかしい?!と思うフシが多々あり。
だんだんと同業者の中でも噂になっており、他社さんからお金について気をつけた方がいいよという忠告もいただきました。
ただ、その後も事務長とお話する機会はありましたが、様子は変わらず。
今まで同様、豪快、面倒見いい、羽振りいい、さらにこれからの未来を熱く語ってる。
経営は順調だと思えるような言動で、経営が立ち行かなくなっているとは微塵も感じられず、その話を聞いていると、噂になっていることがにわかに信じられず、自分の会社も損失を受けかけていることも信じられませんでした。
職員数人の退職
ある時、そのクリニックの事務職員の方から連絡が入り、
『退職します、お世話になりました!』
とのこと。
先に辞めた人から引継ぎ受けていたばかりなのにおかしいと思い、クリニックに伺ってみました。
職員数人が一斉に辞めるとのこと。
ちょっと長くなってきたので次回に持ち越します。
あ。一斉に辞めると言った理由は気になりますよね。もったいつけるなと思うかもしれませんが。。。
…次回も見てください!