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【その2】クリニックの倒産を目の当たりにして思うこと

とあるクリニックの倒産

どうも!しよです。前回の同タイトル記事の続きです。

クリニックの倒産を目の当たりにして思うこと!その2!

前回分は ↓ ↓ ↓ 

sho-sh.hatenablog.com

  

終わりの始まり

職員数人の退職

職員数人がナゼ退職することになったのか。からの続きです。

人がまとまって辞めるってこれ以外の理由があるのでしょうか。

 

給与の未払い。

 

月末締め、翌月末日払いだったそうで、給与が振り込まれていない、とわかった時にはすでに1ヵ月働いているわけです。

経営陣との話し合いが持たれ、

 

『診療報酬が入った後の〇〇日には必ず支払う』

 

と職員が経営陣に約束をさせたとのこと。

給与支払いの約束日が来ても支払われない給与。

そこで一部の職員が数人まとめて退職するということでした。

診療報酬が支払われてからの支払いだとだいたい20日前後になります。

その時点でさらにさらに1ヵ月のうち3分の2が過ぎてます。

そして、すぐに月末となり、次のお給料日がくるわけです。

当然振り込まれません。

 

『〇〇日には必ず支払う』

そして決まり文句となっている経営陣からの何回目かのこの言葉。

その頃は経営陣とはほとんど連絡が取れなくなっていたようです。

そもそも院内に現金が残っておらず、医療材料も購入できない事態に陥っており、診察そのものが厳しい状況。

 

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残った人たち

すでに残りの従業員も退職をすることを決め、患者さんの受け入れ先を探し始めていました。

経営陣の言うことを信じていた人、辞めると言い出せなかった人、それぞれいろんな思いはあったと思いますが、おそらく共通して

 

『患者さんの次の受け入れ先を見つけるまでは!』

 

と思っておられたようで、通常業務を行いながら、合間で他のクリニックに電話をかけたり、紹介状を作ったりされてました。

先に辞めた人たちはそう思わなかった、というわけではありません。

患者さんの次の受け入れ先を見つけるために、辞めた後も手伝いに来られていました。

  

職員の状況

なぜそこまで知ってるか??

うちの会社も未回収分があったからです。

 

事務長をつかまえるために何回もクリニックに伺っていました。

職員さんたちが対応をしてくれましたが、責めるわけにもいかず。。

みなさん、通勤するだけでお金は発生しています。

一人暮らしの人もいるし、一家の大黒柱もいる、シングルマザーもいる。

転職をする時は収入がないことを覚悟して備えていると思いますが、この場合は入ると思っていたものが入ってこないんです。

3月目も当然入ってきませんよね。

 

カードやローンの支払い、子供の学費、給食費、などなど、他にもその時期にたまたまお金が多く必要ということもあり得ます。

それでも働くドクターとナース、医療事務さん。

本当に頭が下がりました。

 

私たちのような業者への支払いの滞納だけではなく、税金や保険料も未納、さらに家賃未払。

内容証明もいっぱい来ていました。うちも送ってます。読んでもない。。。

国税が来たり、労基が来たり、家賃その他もろもろの取り立てが来たり。

残った人は通常業務に加えてそういう対応もしないといけいけません。

それでも患者さんの受け入れ先がどんどん見つかり、人数が減るのに比例して、院内にいる職員も少なくなっていきました。

 

まさかの展開

そして。。。そういう状況にも関わらず、

なぜかハローワークや求人誌に求人が出ていました。

見つけてしまったのです。

 

そして、またもったいつけて、次回へ続きます。

 

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