【その8】クリニックの倒産を目の当たりにして思うこと
とあるクリニックの倒産
どうも!社会派しよさんです。
さて、、、前回の続きでございます。その8。
あかん。長いな。そろそろ終わらな。
前回分は ↓ ↓ ↓
未払賃金立替払制度
前回は職員が所属している会社が存続しているので『未払賃金立替払制度』の要件をすぐに満たさない!ということがわかりました。
労働基準監督署が事実上の倒産という実態を調査し、認定することによって要件を満たすことになります。
その後どうなったのか
すでに数ヶ月以上経過しています。
手続きは進んでいるらしい。
が。
まだこの制度の恩恵を受けていないということでした。
職員の申請を受けて、労働基準監督署が事実上の倒産ということを調べている最中だということです。
まだまだ時間がかかるらしい。
調停や裁判
元職員の方たちは給与未払について、『訴えないの??』とよく言われるようです。
また職員同士で裁判所に申し立てをする?という話が浮上してきてもいたようです。
裁判をするための弁護士費用その他考えると、少額の場合は裁判をするのはむしろ赤。
そして時間もかかるので効率も悪いのです。
こういうケースはほとんどの場合、泣き寝入りで、労働基準監督署の認定を待つのみ。
これしかないんだそうで。
また、税理士の友人に聞きましたが、逃げた経営者は自分のお金は確保しているケースもある、とのこと。
元職員の20代の若者、まだ就職活動中だったので
『せっかくの休みだから旅行にでも行って気晴らしすれば?』
と話しました。
何気なーく話した内容だったのですが、この問いに対して、返ってきたのは
『お給料もらえてたらできたけどな。。』
ポツッと。
切ない言葉。
元職員の人たちは数ヶ月もらえるはずのお給料が出ていなくて、そのまま生活にかなりの影響を与えている。
このことをわかっていたはずだったのですが、心無い言葉が出てしまいました。
やはり逃げるのが勝ちなのか、と思えてならない。
雇用保険や社会保険、税金など
ただ、元職員の方たち、会社都合での退職となっているため、雇用保険がすぐ出てるのが救いでしょうか。
社会保険料、税金、職員の方たちはお給料から天引きされていますが、それらも適切に支払われていませんでした。
それらについてもひと悶着あったようですが、給与明細で天引きされていることが証明できたため、なんとかなった、とお聞きしました。
これ、1~2ヶ月分ということではなく、かなり前からだったようで。
確信犯じゃないですか?
自分たちの懐へ入れる気満々じゃないですか?