医-ラーニング

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【その9】クリニックの倒産を目の当たりにして思うこと

とあるクリニックの倒産

どうも!今回も社会派しよさんです。

さて、、、前回の続きでございます。その9。

その9か…キリのいい10までいく??

 

前回は、お給料未払いだけではなく、

かなり前から保険料、税金も天引きしておきながら未納だった。

確信犯では?!自分の懐に入れる気満々!!

ってところで終わっていました。

 

前回分は ↓ ↓ ↓

sho-sh.hatenablog.com

 

働く場所がなくなるということ

やむを得ず会社を閉じなければならないということは

ままあることだと思います。

医療機関に限ってもそれは同様で、以前の記事でもご紹介しました。

 

sho-sh.hatenablog.com

 

医療機関の休廃業・解散 

倒産というのではなく廃業・解散をする医療機関もあります。 

2015年発表のものになりますが、帝国データバンクの記事です。


www.tdb.co.jp

 

動向調査の結果

  1. 2014年に休廃業・解散した医療機関は前年比12.7%増の347件。集計を開始した2007年以降で最多となった。
  2. 地域別では、9地域中6地域で増加。「近畿」(34件、前年比54.5%増)、北海道(36件、同38.5%増)の増加が目立つ。都市部での競合や、地方での医師不足・地域偏在で休廃業・解散件数が増加。
  3. 年代別では「70代」が最多。60代以上は全体の74.8%占める。

 

この休廃業・解散というのは経営のこと以外にもいろんな要因があります。

結果にもあるように、都市部での競合、地方の医師不足・地域偏在化などなど、

今の日本の社会問題として取り上げないといけない問題でもあると思います。

医療機関の倒産件数が2012年以降、減少するなか、

医療機関の休廃業・解散件数は増加傾向にあるとのこと。

 

…この話になると、ながーくなってしまうので、

この件については後日、別で書けたらと思います。

 

経営者が逃亡すると働いている人たちにとばっちりがいく

当たり前ですが、医療機関も一般企業同様、倒産・休廃業・解散すると、

ここで働いていた人たちは少なからず路頭に迷います。

しかし、休廃業・解散については、

そこで働く人たちも準備する時間があるし、

また就職先を斡旋、紹介してくれるかもしれません。

 

やむを得ず倒産してしまう場合も

経営者が責任をもって最後まで誠意ある対応をされる場合は

混乱は避けられないにせよ、ここで書いているクリニックよりも

もう少しマシなのではないかと思っています。

それでも様々なことや気持ちがあるとは思いますけどね。

 

経営者が途中で逃亡してしまうと、

最後の対応は、お給料さえもらえていない、

そこで働いている人たちが対応しないといけなくなります。

業者への対応、取り立て、未払への対応、片付け、その他。

自分らもお金欲しいわ!という気持ちだったと思います。

 

ひどすぎた末路  

このクリニックの末路はひどいものでした。

途中からは仕事関係なく、最後まで見届けようと決意し、

どういう末路を辿るのか、客観的に見せていただきました。

 

働く人たちの怒り、怒りを通り越しての苦悩や混乱、疑心暗鬼。

業者たちの混乱、怒り。

経営陣の高笑い。

 

それでも皆さん、患者さんのことを思い、

最後まで放り投げることなく対応されていました。 

医療材料など自腹切ってた方もいると思います。

 

そして、半年以上経過している今もまだ未払い分のお給料については解決していないのです。

 

あーーー。。。ちょっと熱くなってしまいました。

次回でいよいよ終わりです!…たぶん

 

 

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