医-ラーニング

医療事務や医療情報系のお勉強とその他イロイロ

入院したとき『高額療養費制度』の申請をして病院への支払いが約35万安くなった!

医療費が高くなりそうなときには『高額療養費制度』の申請をしましょう-その2

はい。こんにちは、こんばんは。しよです。

前回は『高額療養費制度』の必要性を記事にしました。

前回分 ↓ ↓ ↓ 

sho-sh.hatenablog.com

この制度、知ってるのと知らないのでは

かなり医療費の負担が変わります!!

ただ、いくら申請しましょう!と言われたところで

具体例がないとわかりにくいですよね。

 

ということで、自分が入院していた時に

どのくらい医療費がかかって

どれだけ『高額療養費制度』の恩恵を受けたのか

計算してみたいと思います。

 

入院した時の医療費の自己負担金は実際いくらだったのか? 

医療費の負担金のお支払いをすると

内訳のわかる領収書をいただけます。

医療費控除に使うやつです。あの領収書。

f:id:sho-sh:20180704173056j:plain

フォームが決まっていますので

どこの医療機関もほぼ同じような領収書です。

見比べてみてください。 

 

領収書の内訳

まず、、、

わたくし、手術を伴う入院を17日間行いました。

では17日間で医療費はいくらだったか?

 医療費の自己負担金としては92,671円でした。

 

内容を確認してみます。

領収書を見てみると…

f:id:sho-sh:20180704174359j:plain

抜粋します。

 入院料  1150点
 医学管理  1370点
 検査  50点
 画像診断  70点
 麻酔  16203点
 病理診断  2760点
 包括評価  52248点
 総点数  152407点

 

これ、円じゃなくて点数です。

1点=10円です。

ということで、医療費は1,524,070円ということになります。

まさかの150万円超え

 

健康保険に加入しているので

この金額の3割分が自己負担金ということになります。

日本の国民皆保険制度ってすばらしい。

 

1,524,070円 × 0.3=457,221円

3割にしても45万か… 高いなー。

 

『高額療養費制度』の申請をしていなければ…

『高額療養費制度』の申請をしていなければ

自己負担金分として窓口で457,221円を支払わないといけません。

3割負担にしても高いです。高いよー。

事後に申請する場合も一緒です。

 

『高額療養費制度』をあとで申請したら?

まずはこの約45万を支払ってから申請し

後で上限超したお金を払い戻ししてもらいます。

払い戻しまでに3ヵ月はかかります。

前回の記事でも事前申請がオススメと書きました。

結果的に支払う金額は事前申請でも一緒なんですが

だって、返ってくるにしてもよ

それだけ払うのしんどいやん。

 

『高額療養費制度』の申請をしていると

わたくしは『高額療養費制度』の申請はすでに済ませていたので

『限度額適用認定証』が交付されており、限度額が適用されます。

要は上限が決まってるってことね!

f:id:sho-sh:20180702184232j:plain

この中の『区分ウ』の対象となっていましたので

80,100円+(総医療費ー267,000円)×1%

これをあてはめてみると

冒頭に記載した92,671円となります。

 

457,221円が92,671円。。。

364,550円も差があります。

これ書きながらビックリです。

ただし、くれぐれも。人によっては負担が違います。 

 

最終的にいくら支払ったの? 

『高額療養費制度』の対象にならないのが

入院時食事療養費という食事代で

この費用が別途必要です。

一般的に平成30年4月より1食460円となっています。

この費用も人によって違いますのでご確認を~~。

入院していた時は1食360円の時で

17日間で16,200円でした。

 

ということで、医療費の自己負担金として

窓口でお支払いした金額は108,871円で

約35万円やすくなりました

f:id:sho-sh:20180702190915j:plain

前回も書きましたが

医療費控除ももちろん適用されます。
 

まとめ

これはあくまでもわたくしの負担金ですので人によって違います。

どのくらい安くなったかというのも

入院する期間や手術の有無、病気などによって異なりますし

個室に入るなどしても支払額は変わってきますが

『高額療養費制度』の申請をするだけで

かなりの負担が軽減されることをわかっていただけたでしょうか。

 

とはいえ、体健康だし、関係ないし~~と思っているあなた。

いつ入院することになるかわからないんですよ!

ケガで通院もそうです。

ということで、細かいことは覚える必要ありません。

病気やケガをした時はまず『高額療養費制度』の申請をする

これだけしっかり覚えておきましょう!

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
ポチっとお願いします