医-ラーニング

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診療所(クリニック)の電子カルテはクラウド型がトレンドっぽい~その1~

電子カルテ

暑いですねー!という言葉が合言葉になっている毎日ですが…

どうも。しよです。

さてさて…『国際モダンホスピタルショウ』にも参加してきたことだし

真面目に電子カルテについて書きたいと思います。

さぼリーマンも捨てがたいが…

 

電子カルテは病院用・クリニック用と

対象となる医療機関がほぼ決まっておりまして

今回はその中でもクリニック用についてです。

 

あ。その前に。。。医療関係ではない方のために…

 

電子カルテとは?

そもそも電子カルテとは何なの??という方もいるかもしれませんが

診察に行くとドクターがパソコンに向かってカタカタ入力したり

画像を表示させて説明してくれたりしてますね?

あれです。あれ。

あの中には患者さんの病名や過去や当日の診療内容、

処方されたお薬、検査結果、紹介状など

患者さんについての情報が盛り込まれています。

 

ちなみにwikiだと??

電子カルテ - Wikipedia

狭義に「電子カルテ」という場合、医師法歯科医師法で規定され、5年間の保存が義務付けられた医師の診療録自体の電子化を指す。

とあります。 

 

その電子カルテの中でもイロイロと種類がございまして…

院内設置型(オンプレ型)とクラウド型。

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院内設置型(オンプレ型)電子カルテ

院内設置型(オンプレ型)というのは

サーバーを院内に置いて、院内のみで完結させるシステムですね。

サーバーを院内に設置しますのでサーバー管理が必要になりますし

またほとんどの場合はメーカーや販売店の用意したPCや機器類を使用。

ということで初期費用高めですね。

データのバックアップや災害等に備えた場所の管理

セキュリティ対策、ネットワーク管理など

院内でイロイロと行わなければならないことがあります。

パソコン壊れるとまた販売店さんに頼んで修理するか

新しいパソコンに電子カルテを入れてもらったりしないといけないし。

今回の水害のように浸水被害があった場合、

もし1階にサーバー置いてるとデータ飛んでますからね。

ちなみに、高潮被害のクリニックで対応をしたことありますが

1階の机の上にあったパソコンぜーんぶ水没しました。

ということで、最近は院内設置型(オンプレ型)でも

バックアップはクラウド上へというサービスを付加しているメーカーもあり。

 

クラウド電子カルテ

クラウド型はご承知の通り。

クラウド上にサーバーを立ててデータの管理をします。

院内設置型(オンプレ型)と比べると

サーバーを院内に置かず、システムはブラウザ上で動くものも多いので

使用するPCはなんでもOKというメーカーが多く

機器関係が少なく比較的手軽に導入が可能なイメージです。

その分、初期費用は安価になっています。

ただ、月額利用料についてはクラウド型の方が高め。

院内でデータ管理をしない分高くなると思うしかなさそう。

最近はクラウド型の電子カルテがだんだんと主流になってきてまして

ずいぶんと種類も増えました。

前はすこーししかなかったのにね。

 

もうクラウド型の電子カルテはあたり前で

例えばオンライン診療支援とか

もっと先のシステムも出てきているように思います。

 

トレンド◎安さと使い勝手が魅力クラウド電子カルテ、診療所にじわり浸透

という1年前の記事があったのでリンク貼っときます。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201705/551170.html

 

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クラウド型の利用料が高いと言われる件

おいおいおい。

クラウドは安いもんなんじゃないの?

とよくお客さんからは言われます。

そりゃー安くできるなら安くなってると思います。

それが無理だから高いのだ!

 

考えてくださいよ。

電子カルテは個人の大事な大事な情報が含まれてるんですよ。

それをより強固なセキュリティや決まりがない状態で扱ってもいいですか?

もし、何かあっても絶対文句言いませんか?

 

医療情報の外部保存のガイドライン

電子カルテシステムのクラウド化は

一般的なシステムのクラウド化とは異なり

医療情報の外部(クラウド上への)保存について

厚労省経産省総務省の3省から4つのガイドラインが出ています。

メーカーとしてはそれに準拠させる必要があり

どうしてもコスト高になるんですよねぇ。

おまけに一般的なシステムとは違い

利用者数もそんなに多くなるわけではないので

必然的に利用料が高めになるもようです。

 

ちょっと前の記事ですが、ガイドラインについて。

tech.nikkeibp.co.jp

 

はっ!

さぼリーマン的に行こうと思ってたのに長々書いてしまった。

続きはまた次回。

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