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どうして電子カルテを導入しようと思ったの?~~検討するきっかけ~~

電子カルテ

どうもどうも。しよです。

台風ですね。

しかも東から台風がやってくるという。

へんなの。

 

さて、前回までの

『診療所(クリニック)の電子カルテクラウド型がトレンドっぽい』

 の続きです!!!!

sho-sh.hatenablog.com

 

タイトルと内容が合わなくなってきているのでタイトルをチェーンジ。

今回は『電子カルテを導入したい!』と思うに至ったきっかけについて。

 

普及がなかなか進まなかった電子カルテですが

それでもじわりじわりと増えていってます。

電子カルテを導入したい!と思っているところも多いのです。

じゃ、そのきっかけはなんでしょう。

 

電子カルテ導入を検討するきっかけ

電子カルテの普及率はとても低く約35%くらいしかありません。

↓ ↓ 参照 

sho-sh.hatenablog.com

 

電子カルテは今後、どんどん市場規模が拡大すると予想されており

(そりゃ普及率低いしね)

導入を検討するところも増えてきています。

検討をするきっかけとしては

  • 開業する
  • 代替わり
  • レセコンの更新(入れ替え)にあわせて電子カルテを追加
  • 膨大な紙カルテの保存場所に苦慮
  • はやりだし~~

これらをよくお聞きします。

 

開業する

開業する場合はほぼ100%電子カルテを検討されるのでは?

通常は病院で働いていてそこから独立し、開業という流れかと思いますが

大病院ほど普及率が高いので、勤務されている先生方は電子カルテに慣れています。

また大学病院で電子カルテじゃないとこってあるの?くらい

大学病院は電子カルテ導入済みだと思いますので

そこで勉強をしてきた医学生や研修医も電子カルテに慣れています。

その電子カルテに慣れてきた人たちが紙カルテ書けると思います?

おそらく紙カルテの書き方から勉強しないといけなくなると思います。

そもそも日頃、文字を書くことが少なくなっている今の時代。

急に紙カルテとか、腱鞘炎になる。

 

代替わり

ということで、必然的に代替わりの際にも電子カルテを検討されます。

代替わりというか…

親子〇代続く診療所で若先生が戻ってきたーとか

若先生が中心になるーとか、、

あと、血縁関係のない第3者が継承される場合もあり、

その際にも電子カルテを検討されます。

それはやっぱり若い先生は電子カルテに慣れていて

紙カルテには馴染みがなかったりするからですネッ。

 

そもそも紙カルテって字が読めなかったりするんです。

 

レセコンの更新(入れ替え)に合わせて

これも多い理由の1つです。

通常レセコンは約5年に1回、買い替えが発生します。

買い替えとは…

新しいシステムへの入れ替えです。

ハード(PC等)も含めて心機一転、新しく変わります。

使い方もガラって変わる場合もあるし

似たような使い方のまま変えられる場合もあります。

一部のレセコン(例えばORCA)の場合は

システムはそのままでハードだけ入れ替えます。

 

レセコンはリースで購入されるところも多いですが

リース終了のタイミングとともにディーラーから更新(買い替え)の営業攻勢が始まります。

『新製品が出てます』

『新しいシステムに変更をお願いします』

『サポート終了になります』

電子カルテはどうですか?』

などなど。。。

そういうタイミングでだいたい1度は

『うーーん。どうせ買うなら電子カルテ?』

と考えるのではないかと思います。

 

そうです。その更新(買い替え)にはお金がかかります。

はい。ここで話が飛びますが…

このお金。いくらかかるか選定段階で確認してみましょう。

電子カルテもレセコンもオンプレ型のシステムは業務用PCで動いているものも多く

同じメーカーの新システムに変更するにしても

初期費用が最初に導入した時と同じくらいかかる場合もありますし

ユーザー価格の場合もあります。

オープンソースORCAクラウド型の場合はハードの更新のみが多いです。

 

『そもそも入れ替えないといけないの??』

と思いますよね。

そうなんです。入れ替えてください。

 

この辺の話はまた別にしましょうかね。

長くなるから。

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膨大な紙カルテの保存場所に苦慮

これは物理的に紙カルテをしまう場所がない問題です。

紙カルテというか紙。

これは上のレセコンの更新(買い替え)に合わせてきっかけでもあるのですが

カルテは5年の保存義務がありますので紙カルテはどんどん増えていきます。

それに付随する書類も増えていきます。

開業の時には思いもよらなかったくらいの量が増えていきます。

それに嫌気がさしていてレセコンの更新(買い替え)時期を待っているケースもあります。

 

この場合、電子カルテ=ペーパーレス!!と思いこんでることも…

気持ちはわかります!

が、実際に紙はなくなりません。

会社でもそうでしょう?

紙は完全になくなりますか?

まぁ、細かいものでもすべてその都度スキャンするなら別。

 

はやりだし~~

こういうのもあるんですねぇ。

『最近、電子カルテのところがけっこう増えてるし。うちも電子カルテにするか!』

ただPCが得意じゃなかったりするんだ。

先生も職員も。。。

慣れた!までたどり着けられればいいのですが…

 

1人で完結できるぅ~

これは稀なケース。

事務職員がいろんな理由で退職し、窓口の会計業務が一次的にでも大変になることありますね?

それを経験した後に

『1人で診察から会計までする!』

と思う方が稀におられます…

 

ハッキリ言っておきましょう。

1人で完結は無理!

ドクターは診察が仕事です。

会計までするって、そんなにヒマ?

時間もかかります。

『電カルが勝手に計算してくれる』

いやいやいやいや。んなわけないし。

そしてシステム的なことだけではなく

医療事務の人は最初に患者さんに会って

最後に患者さんを見送ります。

そこまで先生、できるんですか? 

 

まとめ

まぁ、電子カルテを導入しよう!と思うきっかけは多種多様あるわけです。

車買おう!とか家買おう!とかと一緒です。

だいたい共通するのは

  • 情報を共有したい。
  • 紙カルテを使いたくない。
  • 効率化をしたい!!

これに加えてそれぞれの目的も追加されていきます。

ただ、目的を見誤るとかえって大変になることもしばしば。

次回は『電子カルテに求めていること』について書きましょうかねぇ。

 

ということで、次回も電子カルテネタで続きます。

 

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