電子カルテやレセコンの更新(買い替え)はどうしてあるの?しないといけないの?
システムの更新
はろーはろーー。しよです。
ここのところ電子カルテの記事ばっかり書いています。
医療関係じゃない人にとっては全く有益ではないことを、毎度、毎度と書いてしまって、アクセスさぞかし減るんだろうなと思いきや、昨日、過去問載せただけなのに、ここ1ヵ月では最高…(+_+)
ナゼだろう???
ちょいちょい医療関係じゃないネタもブッこんでるのでそれか??
その医療関係じゃない記事を見てんのか??
そりゃそうですよねー。医療関係者じゃないと全く有益じゃないし(-""-)
これもTwitterの人たちのおかげです。ありがとうございます!
けど、懲りずに今回も医療系システムの件なのです。
システムの更新(システムの入れ替え)
今回も診療所用の電子カルテに関する件です。病院用ではありません。
電子カルテやレセコンなどを導入すると、だいたい5年毎にシステムの更新(入れ替え)を求められます。
- パソコンやプリンターの保守が一区切り
- リースが終了する
だいたい5年でこういうタイミングが訪れ、営業マンがやってきます。
新しいのに買い替えお願いしまーす
えーーー。まだまだ使えるやん。
機器類の保守も切れますし、是非是非
しないといけないの??食パンさーん
まだ使えるでしょ?って思うのはわかります。わかります。
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン
けど、ちょっとお待ちくだせぇ!
買い替えた方がいい理由
まぁ考えてみてください。
ITは日々進化しとりますな。
身近なモノでもそうです。
携帯電話。パソコン。タブレット。
通信機器関係にいろんなアプリケーションソフト。
まだ使えるのに新しいものが出ると買い替えてないですか?
もしくは数年経過しているものを動きが悪くなっていてもガマンして使っています?
新しいのに変えると快適になりませんか?
システムもどんどん進化し、基本ソフトと呼ばれるOSも新しいものが出てきます。
Windowsも昔は98とかありましたけど、今はWindows10になって、見た目も操作性もだいぶ変わりました。
電子カルテにしろ、レセコンにしろ、基本ソフトと呼ばれるものに合わせてアプリケーションソフトが開発されており、その基本ソフトの存在に左右されます。
家の古ーいパソコンに今流行りのソフトをインストールできます?
その反対もしかり。
最新のパソコンに昔からあるソフトをインストールできます??
『無理よー』っていう警告メッセージを見たことがある人も多いと思います。
ということで、いくら使えるとしても、もうこれ以上、サポートできません!ってくらいまで使い続けるのは無理なのです。
更新(買い替え)しないリスク
とはいえ、そこまで言っても使い続けるケースも中にはあります。
それならそれでもいいですよ。
つぶれるまで使ってください!
が、電子カルテやレセコンは診療報酬請求に使うものです。
大事な収入に関わるものなのです。
メーカーが診療報酬改定に対応しないと請求もできなくなります。
診療報酬改定の対応については、
『1医療機関がまだ買い替えてないから』
ということで対応はしてくれません。
その改定対応をするためにどれだけの時間と人が必要と思います??
また『買い替えをお願いします!』というのは注意喚起でもあるわけです。
それなりに年数が経ってくると
『パソコンが動かない』
『画面がうつりません』
『プリンターが動きません』
など、障害のリスクも高まります。
『急に動かなくなった!すぐに来て!!!』
って言われても、そんなすぐには駆けつけられませんよ?
おそらく、復旧には半日くらいはかかります。
下手したらもっとかかります。
修理するにしてもあまりにも古いと部品もありません。
だから買い替えてって言ってたでしょ??
って営業マンは思ってるはずです。
オンプレ型のレセコンは業務用PCで動いているものも多く、保守期間が決まっているものがほとんどです。
保守期間終了のお知らせが来たら、営業マンの言いなりになる必要もないのですが、
延長が可能なのか、可能なら延長するのか、機器だけ入れ替えをするか、システムごと入れ替えるのか、いっそのこと他メーカーに変えるのか。
一度、よーく考えましょう。
そういうタイミングで電子カルテを導入したり、クラウド化する医療機関も多いですので、そういう機会をうまく使ってください。
更新(買い替え)費用は事前に確認
買い替えたとしても数年後にはまた同じことが起こります。
営業マンがやってきて、買い替えを~~って言います。
なので、事前に数年後、買い替えが必要なのか、その際にはいくらくらいかかるのか。
確認することをオススメしておきます。
おそらくおそらく費用についてはぼやかされると思います。
そりゃ未来のことはわからないし。。。というのが正直なところ。
5年後の価格、明言できます?
診療報酬の点数も5年後には変わってますよね?
ということで、答えられなくても突っ込まないであげてください。
要は数年後にシステム一式、入れ替えが必要かどうか、というのを確認しておけばいいと思います。
契約書に明記してあるメーカーさんもありますよ!
クラウド型のシステムについては、Webブラウザで動いていたりしますので、そういう更新(入れ替え)がない場合が多いです。
それも事前に確認をしておくといいと思います。
まとめ
電子カルテやレセコンなどの医療情報系のシステムについては、障害のあった場合に緊急性の高いことが多くあります。
例えば電子カルテの場合は診察に影響が出ますし、レセコンの場合はお会計もできません。
保守サポートはそういう時のためにありますが、保守サポートできる期間も限られています。
たしかに更新(買い替え)にはお金がかかります。
が、へんにケチってしまって、万が一の障害発生時に慌てなくてもいいいように、
もし、更新(買い替え)の案内等があった場合は、『イヤ』って即答するのではなく、少し立ち止まって、どうするか考えてみましょう!