電子カルテやレセコン等の活用でレセプト業務の効率化。その残業は必要ですか?その3
医療事務
どうも!しよです。
レセプト業務の効率化について、とあるクリニックのレセプト業務を例にあげて、勝手気ままに考えてみました。
今回で終わりです!
前回の記事 ↓ ↓ ↓
結果
さて。。。スペシャル事務員さんと2名のレセプト業務は電子カルテの導入とともにどうなったでしょうか??
after
- 月末月初の特別シフトは廃止。別部屋ではなく、業務の合間に事務室で行なう。
- 残業しない。
- スペシャルさんだけに任せず、3名で行う。
レセプト業務の流れとしては。。。
- レセプトチェックソフトでチェックをかけてチェックリストの出力
- レセプトの全印刷
- 印刷したレセプトを点検しつつ、チェックリストの確認と電子カルテとの付け合わせ
レセプト業務に携わっていなかった2名は、スペシャルさんから点検するポイントを伝授してもらいながら進めています。
レセプトチェックソフトはお金も支払っているにも関わらず、全く使用されないままムダとなっていましたが、やっと日の目を見ました。
解約するという選択肢もあったと思うんですけどね。
使用されるということだったので、活用しまくっていただいたらいいと思います。
そして、課題となっていた残業は??
レセプトでの残業はかなり減ったということ。
業務の合間にみんなでするからでしょうね。
その時点では電子カルテ導入のための残業が増えていたようなので、見た目の残業代に変更はなかったようです。
電子カルテの導入が落ち着くと残業代はだいぶ減っていくことになると思います。
おそらくスペシャルさんは残業代が7~8万くらい下がるのではないでしょうか。
今は気づいてないかもしれませんが。。。
それをスペシャルさんが良しとしているかどうかは別として、クリニックとしては年間で考えても、かなりのコストカットに。
7万としても、7万×12ヵ月=84万円です。
まとめ
ベテランさんは時として仕事を抱え込む場合があります。
他の人には任せられない、ということだと思いますが、その人しかできない業務があるというのは要注意。
その方が何かの事情…例えば事故とか病気等で急に来れなくなった時、たちまち困ってしまいます。
特にレセプト業務となるとそれは深刻。
そういうケースの相談を何回も受けました。
まずはリスクの分散と、あとは業務の標準化です。誰でもできる化。
個人の経験や知識も大事なのですが、それは他の人とも共有していくべきもので、抱え込むべきものではありません。
また、システム的にもレセプト業務はある程度の効率化が可能です。
システム的に業務改善できそうなところがないでしょうか?
電子カルテやレセコンその他のシステムは、いろんな機能がありますが、それを使いこなしている医療機関はそれほど多くありません。
それは全ての機能説明は行ってもらってないでしょうし、説明を受けていても忘れてしまう、担当が変わることで引継ぎがそこまで細かくは行われない、などなど、いろいろな理由があります。
もし、レセプト時期に従業員の残業が多くて困ってる、という場合は、一度業務を見直してみてください。
もしかしたら解決できる機能が隠れているかもしれません。
さて。今回はとあるクリニックの例をあげましたが、全ての医療機関に当てはまるわけではありません。
もし、残業を改善できそうにない場合は…それは業務過多なので、人を1人増やすことも検討してあげてください。
まぁ、それができたら苦労しないですよね!
それでもどこかに改善できる部分はあるのではないかと思います。
諦めず。