【その6】クリニックの倒産を目の当たりにして思うこと
とあるクリニックの倒産
どうも!社会派しよさん登場です。
さて、、、同タイトル記事の続きでございますが、もう6つ目かー。
引っ張りすぎでしょうか…
いえ、書くことがたくさんあるんです。許して。
前回ブログは ↓ ↓ ↓
そして閉院。。。
診療報酬の差し押さえ
さて、【その5】ではとうとう診療報酬の差し押さえがなされ、経営陣の携帯も『現在使われておりません』になりました。
…というところで終わりました。
診療報酬の差し押さえ後、管理医師の先生より閉院届が提出され、クリニックは閉院となります。(関連施設も)
救いは患者さんは全員、他の医療機関へご紹介済みということで、職員さんも残っていませんでした。
閉院後の院内
閉院になってから医療事務の方お一人、クリニックに来て片付けしてるということで連絡をいただいたので、ちょっと伺ってみました。
その方、家が近所らしい。
伺ってみると、机などの家具や医療機器、パソコンなど金目のものが一部がなくなっていました。
事務さん曰く、経営陣が処分した(売った)のではないか、とのこと。
部屋の中は荒れていました。
家具がないので、全てが床に散らばっています。
まるでドロボウにでも入られたみたいだ…
不動産屋の対応
その日、不動産屋さんも来られていました。
家賃未払ということで、退去を求めていたが、経営陣&保証人とは連絡が取れずで困ってる。こういうケースの場合、荷物を勝手に廃棄できないんだ、とのこと。
その時点で家賃は半年分の滞納です。
内容証明?等の文書でまず警告し、その後、部屋から荷物をどかすにしても、他の保管場所へ保管しておかなければならない、とのことでした。
保存義務のある書類を捨てただなんだと騒がれることも予想つきますし。
不動産屋さんはまだまだ誰かに部屋を貸すこともできません。
そして、荷物の保管場所も確保しないといけない。
借主の方が強いんですね。
書類関係が散らばる
医療機関ですので、もちろん個人情報に係るものもけっこうあります。
それは患者さんのものに限らず、ドクターやナース、その他の職員のものもけっこうあります。イロイロな免許のコピーだったり、その他モロモロ。
それらも放置。
個人情報保護法や療養担当規則等、まったく無視。
保存義務あるはずの書類も放置です。
目に入ってくる場所に放置されていましたから。
それをどんな気持ちで床に放置していったのか…呆れ返るばかり。
室内の片づけをする医療事務のおばちゃん
それら書類を来ていた医療事務のおばちゃんがせっせと片付けておられました。
よっぽどそのおばちゃんの方が意識高いわ!と。
医療器材料もです。放置です。放置。
ちなみに院内には取扱い注意の薬剤等もあったはず。
しかし、注射器や注射針、薬剤については、院内からなくなっていたとのことでした。
適切な処置をされていることを願います。
何回もクリニックに足を運んでいたので、クリニックの職員さん数人とは、『お互いお金をもらえていない者同士』ということで、変に仲間意識ができていました。
だから、状況を教えてくれ、こうして今、ここに書けています。
けど!けどけど!!その事務の方もお給料は未払いのままです。
そして、何度も繰り返しますが、その時にされていた片付けも給与が出る保障はありません。
ここまで最後まで責任もって仕事してくれている人たちをほっぽって経営陣は雲隠れ。
これ、一体、どーなってるんでしょうねぇ。
そして、元職員の人たちの戦いはまだまだ続くのです。