電子カルテやレセコン等の活用でレセプト業務の効率化。その残業は必要ですか?その1
医療事務
どうもどうも。しよです。
前回、電子カルテを導入しても医療事務は必要なんだ!とブログに書きました。
が??ちょっと待てよ。
そりゃ必要なんだけど、じゃ、効率化できないの??残業も減らせない???
いえ。そうではないのです。
レセプト業務の効率化はだいぶできるよね。と思ったので、
とあるクリニックの事例をあげて、システムを活用したレセプト業務効率化について補足しておきたいと思います。
スーパーでスペシャルな医療事務員
医療事務の仕事は医療機関の収入を左右するとても重要なお仕事です。
特に診療所(クリニック)のように小規模なところになると、医療事務員も少数。
少数精鋭で月末月初のレセプト業務に携わることになります。
結果、残業も増えることもしばしば。
ドクターの中には診療報酬請求については医療事務さんに任せてて、月末月初は残業がつきものだろうと思っているケースが多くあります。
けど、ほんとにその残業必要ですか??
残業には必要な残業と不要な残業があると思いますヨ。
とあるクリニックのスペシャル事務員
月末月初になると世の中の医療事務さんたちがレセプトの点検をし始めます。
とても大変そうです。
とあるクリニックでは1人が通常業務を離れて別部屋で作業されてます。
毎月、こんな感じなんですか????
そうですよー(点検に生きがいを感じてます!)
( ・`ω・´)キリッ
この方がスペシャル事務員ってことで、レセプト業務については任されている様子。
先生からも信頼をされているのがわかります。
キッチリやってくれてるんだけど残業が多くて。。本人にも負担になるし。残業代もあるし。システム的になんとかなる??
残業代ってどのくらいなんですか??
んーーっと。10万前後?
へーー。10万ね。
(´・ω ・`)エッ?
じ、じ、じゅう万?!
Σ( ̄□ ̄|||)
待て待て。残業代10万円??
まぁ月末月初以外の残業が含まれているとしてもよ。
多すぎやしないかい?!
一般的に医療事務はパートの人が多く、正社員でもあまりお給料は高い方ではありません。
なのに残業代10万円。。。
とあるクリニックのレセプト業務
その残業代にもビックリだし、先生がそれをフツウと思ってそうなところにもビックリ。
ということで、状況を確認してみました。
- 医療事務は全部で3名
- レセプト業務は1名のみで他の2名はノータッチ。点検方法も知らない
- 月末月初以外は通常業務でレセプトに関することは何もしておらず、月末月初に別部屋に1人こもり、まとめてダーッと。毎日ほぼ日付変わるころまで残ってやってる
- レセプトは全部印刷して1枚ずつカルテと見比べているらしい
- レセプトチェック機能が電子カルテには備わってるけど未使用
- レセプトチェックソフトも導入しているが未使用(先生はお金だけ払ってて使用していないということを知らない)
ふむふむ。なるほど。こりゃあきまへんな。
まず2。
このスペシャル事務員さんしかレセプト業務を知らないとか。。抱え込みすぎでしょう。 むしろ残業代ほしいのでは?
3。別部屋で1人こもってやってるので誰も状況を知らない。
4。誰も状況を知らないので、どういう点検をしているかも知らない。
5と6については論外。。。
ちなみに査定されることはあるんですか?
査定?減点とか返戻??さぁ??どうだろう。これかな??
…(一一 ;) (無関心かよ…)
増減点連絡書を見せてもらうと、毎月それだけの時間をかけてチェックしている割には病名漏れの減点もあるし、防げるような査定もある。
※増減点連絡書とは??簡単に言うと、請求したものが正しい請求ではないですよー。間違ってますよーっていう書類です。
とりあえず、スペシャル事務員さんに事情を聞いてみます。
スペシャルさーーん。残業ばっかりと聞いてますが、しんどくないですか??どうしてレセプトチェックシステムは使わないの??
しんどくないわよ~~。
機械は信用してないのよね( ・`ω・´)キリッ
チェックで引っかかってきた病名でも通る病名はたくさんあるし。よけい時間がかかっちゃう。だから使うのやめたの。
…( ̄ロ ̄lll)
ということで、効率化第1弾。
レセプトチェックを使ってみることにしてもらいました。
スペシャル事務員さんと先生に操作方法とともに伝え、次のレセプト業務からスタートです。
そこで、様子を見ることにします。
さぁ。いったいどうなるでしょう!長くなるので続きは次回。ドロンッ