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医療情報技師試験を受けようと思っている人へ!過去問Part13

2017年医療情報システム系 過去問

はいー。どうも!しよです。

そろそろ試験も近づいてきてますね。

 

医療情報技師試験の過去問+しよさんのぼやき付解説いきまーす。

 

過去問その1 

電子カルテの代行入力について適切でないのはどれか。

  1. 作成責任者により速やかに承認する。
  2. 代行入力者のIDでシステムにアクセスする。
  3. 誰の代行が誰によっていつ行われたかを記録する。
  4. 代行入力をどの業務に適用するかを運用管理規定で定める。
  5. 一定時間後に自動確定し、代行入力者を作成責任者とする。

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回答と解説

正解:5

5)「代行入力者」はあくまで「作成責任者に代わり入力する者」である。

 

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医師事務の人も、作成責任者(ドクター)の代行で電子カルテへの入力や文書作成をしていたりする。

 

過去問その2

注射実施時の3点認証によって防止できないのはどれか。2つマークしなさい。

  1. 禁忌薬投与
  2. 実施入力もれ
  3. 患者の取り違え
  4. ミキシングの間違い
  5. オーダ変更の伝達もれ

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回答と解説

正解:1,4

注射実施時の3点認証は患者と注射薬が注射オーダーの内容とあっているかどうかを確認および実施者の特定と実施入力を確実にするために行なわれる。

1)禁忌薬投与は注射オーダー時の時点でのチェックであるべき

4)ミキシング(混注)チェックは事前に行なわれ、注射薬にバーコードを貼る。

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入院した時にはバーコード付きのリストバンドをまずつけられて、何をするにも常にバーコードでチェックされていた。退院する際にリストバンドをカットした時、やっと退院か~~と実感した記憶。

 

過去問その3

レジメンシステムに求められる機能として適切でないのはどれか。

  1. 登録されたレジメンに基づくスケジュール管理
  2. オーダ時に抗がん剤を自由に組み合わせる機能
  3. 薬剤師による監査のための投与内容の確認機能
  4. オーダされた抗がん剤の容量から最適な規格の組み合わせを示す機能
  5. オーダ確定後、医師による最終承認が行われるまで実施ができない機能f:id:sho-sh:20180626165028j:plain

 

回答と解説

正解:2

レジメンとは抗がん剤、輸液、支持療法薬の投与に関する時系列的な治療計画である。

2)オーダー時に抗がん剤を自由に組み合わせる機能はレジメンの目的を損なうことになるため適切ではない。

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こんなことも試験に出るってすごいよなぁ…勉強範囲多すぎない?

 

過去問その4

処方鑑査にもっとも関連が低い患者情報はどれか。

  1. 体重
  2. 年齢
  3. 検査値
  4. 手術日
  5. アレルギー歴

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回答と解説

正解:4

処方監査とは処方箋の内容が対象となる患者にとって適切かどうか、薬剤師が確認することである。

1)体重、2)年齢の情報は薬剤の投与量が適切であるかどうか、3)検査値、5)アレルギー情報は禁忌薬投与防止の判断材料となる。

4)手術日の情報は、処方薬の患者への影響を考える上では最も関連が低い情報となる。

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処方監査は……

医師が処方した薬剤が適切かどうか、薬剤師が処方箋を確認すること。処方箋に記載されている患者情報や薬歴に基づいて、処方内容(重複投与・投与禁忌・相互作用・アレルギー・副作用など)の確認を行う。疑わしい点がある場合は疑義照会を行う。
[補説]薬剤師法第24条に「薬剤師は、処方せん中に疑わしい点があるときは、その処方せんを交付した医師、歯科医師又は獣医師に問い合わせて、その疑わしい点を確かめた後でなければ、これによって調剤してはならない」と規定されている。

 

おまけ

電子カルテに期待される効果

  1. 手書き文字からの開放
  2. 情報の共有(施設内や異なる施設間)
  3. ペーパレスによる人員、スペースの節約
  4. データの紛失防止、長期保存
  5. 患者への情報提供
  6. 経営支援・臨床支援など、データの付加的後利用

 

もうそろそろ試験ですねぇ。受験される方、がんばってください! 

 

勉強にはこれを使っています。 ↓ ↓ ↓

医療情報サブノート第4版 [ 日本医療情報学会医療情報技師育成部会 ]

 

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