医-ラーニング

医療事務や医療情報系のお勉強とその他イロイロ

医療情報技師試験を受けようと思っている人へ!過去問Part12

2017年医療情報システム系 過去問

はいー。どうも!しよです。

そろそろ試験も近づいてきてますね。

 

医療情報技師試験の過去問+しよさんのぼやき付解説いきまーす。

 

過去問その1 

レセプト電算処理システムに関係しないのはどれか。

  1. 医療機関
  2. 介護施設
  3. 調剤薬局
  4. 健康保険組合
  5. 審査支払機関

f:id:sho-sh:20180626164808j:plain

 

回答と解説

正解:2

2)介護給付費の請求も電子的に行われるが、レセプト電算処理システムには関係しない。レセプト電算処理システムは医科、DPCおよび歯科並びに調剤の診療報酬の請求に関する業務を紙での請求ではなく、電子的に行えるようにするシステム。

 

f:id:sho-sh:20180430165445p:plain

要するに医療と介護は別!だから改定も別。医科は2年毎。介護は3年毎。

お金の出どころも違う。介護保険だから~~

 

過去問その2

地域医療連携システムにおいて診療記録を相互に閲覧する目的で利用する場合に必須でないのはどれか。2つマーク。

  1. 閲覧されるデータはセンター管理する
  2. 閲覧について患者の同意を取得している
  3. 各病院のシステム運用管理規定を統一する
  4. 閲覧可能な診療情報の内容を患者に説明する
  5. システム利用者に対するセキュリティ教育を定期的に実施する

f:id:sho-sh:20180626164936j:plain

 

回答と解説

正解:1,3

1)データをセンター管理しなくても閲覧は可能。3)地域医療連携システムの運用管理規定は参加病院の間で統一する必要があるが、病院のシステムは病院ごとに異なるので、運用規定も独自のものでかまわない。

それ以外の選択肢は必須よ必須。

f:id:sho-sh:20180430165445p:plain

地域医療連携については数年前から各地域で国からの補助金が出て整備されてきたけど。

補助金が出なくなってうまく運用できている地域がどのくらいあるのか?

ここに税金が大量投入されるのかと本気で思った。

一時的にでもそれで潤うところもあるので、景気向上にはある程度役立つと思う。

ただ、そこに群がる業者は数年にわたり補助金事業目的になってしまって、補助金事業が終わった後の不景気感がひどい。

 

過去問その3

地域医療ネットワークシステムと関係がないのはどれか。

  1. HL7
  2. RIS
  3. VPN
  4. HPKI
  5. DICOMf:id:sho-sh:20180626165028j:plain

 

回答と解説

正解:2

2)RISとは放射線科情報システム(Radiology Information System)の略称で、放射線科部門における情報システムのこと。地域医療連携ネットワークとは基本的には関係がない。

地域医療ネットワークシステムの構築には医療情報の交換のための標準規格である1)HL7(Health Level Seven)や5)DICOMが用いられる。

通信の漏洩・盗み見を防ぐため、3)VPNを利用する。

利用者のなりすましや文書、データの改ざんを防ぐため、4)HPKI(保健医療福祉分野に適用される公開鍵基盤PKI)が利用される。

f:id:sho-sh:20180430165445p:plain

横文字、アルファベットの羅列。。。なんとかならへんか?

 

過去問その4

在宅患者への遠隔診療を行う際に必須なのはどれか。

  1. 代替手段の確保
  2. 保険所への届出
  3. 専用通信回線の設置
  4. 患者もしくは家族の同意
  5. 生体情報収集装置の設置

f:id:sho-sh:20180626165106j:plain

  

 

回答と解説

正解:1,4

1)情報通信機器が故障した際の対処方法についてあらかじめ決めておくこと。4)遠隔診療を行うことの説明を患者や家族に十分に説明し、同意を得ておくこと。

f:id:sho-sh:20180430165445p:plain

平成30年の診療報酬改定で『オンライン診療』に関係する点数が新設されました。

今、旬のネタでもあるので、この点数については試験までに調べておいても損はしないと思います。…たぶん。

 

もうそろそろ試験ですねぇ。受験される方、がんばってください! 

 

勉強にはこれを使っています。 ↓ ↓ ↓

医療情報サブノート第4版 [ 日本医療情報学会医療情報技師育成部会 ]

 

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電子カルテを導入すれば医療事務は不要!?そんなわけない

電子カルテ

どうもどうも。しよです。

今回も電子カルテについてです。

電子カルテと医療事務について、というところでしょうか。

電子カルテを導入したら医療事務はおかなくてもいいのでは?

なぜそう思う?!んなわけないです。

 

スーパーでスペシャルな電子カルテ

先日、LINE風吹き出しを使いたい!ということで設定を終えましたので、調子に乗って、吹き出しを使ってわかりやすく進めたいと思います。

 

電子カルテを選定する件について、何回かにわたって書いてきました。

今回は電子カルテに医療事務としての役割を過度に期待をしている場合がある件です。

スーパーでスペシャルな電子カルテを導入すれば、もうレセプトなんかこわくなーい( ´艸`)

ちなみにこれは診療所用の電子カルテの話。

f:id:sho-sh:20180807092249p:plain

電子カルテは医療事務がめっちゃ得意……なわけない

特に新規開業の際に多いこのやり取り。

電子カルテがコストは自動的に計算してくれるんだよね?

ん??入力した分はきっちり計算してくれますよ。 

薬剤入れたら病名も出てくるし、リアルタイムで算定についてのチェックもしてくれるよね!

ある程度のチェックはしてくれますよ。。
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン 

え!?Σ(・ω・ノ)ノ!ある程度?!じゃ、医療事務の人いる??

収入のこととかどーでもいいですか??
どうでもよくないならいりますヨ( ̄▽ ̄) 

 

電子カルテの営業マンが実際に

電子カルテが計算してくれますよー

って言ったりするからオドロキなんですけどねぇ。

 

おい、そこの営業マンよ。

お主は医療事務をやったことがあるのかい?? 

自社のシステムを売り込みたいからって適当に言っちゃダメ!

信じちゃうじゃないですか。

 

医療事務ができる人は必要です 

電子カルテを導入しようと思っている方へ

電カルは 医療事務には なれないよ

 

電子カルテを導入しようがしまいが、レセプトの請求は最終的にはやはり医療事務の知識が必要です。

 

そりゃ、入力すれば入力した分だけ計算を勝手にやってくれますよ?

けど

『こっちを算定した方が点数高い』

とか

『〇ヶ月経ったから項目追加』

とか電子カルテ臨機応変に対応してくれません。

 

レセプトチェックソフトは??

それもあっていいと思います。

けどシステム任せでいいですか??

やはり人の経験と判断が必要な場合も多い。そもそも入力間違いはないですか??

やはり人の経験と判断が必要な場合も多いのです!!

 

『算定漏れとか関係ねぇ!』

って場合は電子カルテ任せでいいと思います。はい。

つべこべ言いません。

 

適正な診療報酬請求を行ないたい場合は、算定する内容をシステム任せにするのではなく、人間の知識と判断も活用しましょう。

 

…そのうちAIに置き換わることはくるのでしょうか?…ナゾ

 

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はてなブログで『LINE風吹き出し』を使ってみたい!

吹き出し

どもども。しよです。

アイコンが変わってから、アイコンと記事の内容とのギャップがはげしく、マジメなことが書きにくくなってきております。

けど、もう元のアイコンには戻したくない!!

アイコンに寄せていきたいんだ!!!!!

 

そこで考えました。

もっとくだけた感じにしようと。

で!先日からいろんな人のブログを拝見させてもらっているのですが

くだけた感じにするには吹き出しが1番!という結論に至りました。

ということで、今回は『吹き出し表示に挑戦!の巻』です。

 

吹き出しを実際にやってみよう!

吹き出しを記事の中に入れてしまおう!!思い立ったら吉日。

さっそく取り掛かります。

 

参考ブログ探し

まずは参考になるブログを探しまーす。

はてなブログの中から。

いいのあるわ~~。LINE風?いいやん。いいやん。

oshaberiitboy.hatenablog.com

こちらのブログを参考にさせていただくことにします!

 

デザインCSSの追加

ほうほう。デザインCSSの追加をするんだな。

/* 吹き出しCSS(アレンジ版) */
.entry-content .l-fuki {
position: relative;
width: 82%;
box-sizing: border-box;
-webkit-box-sizing: border-box;
padding: 15px;
border-radius: 6px;
background-color: #49e810;
z-index: 1;
}
.entry-content .r-fuki {
position: relative;
width: 82%;
box-sizing: border-box;
-webkit-box-sizing: border-box;
padding: 15px;
border-radius: 6px;
background-color: #eae8e8;
z-index: 1;
}
.entry-content .l-fuki {
margin: 20px 18% 40px 0;
}
.entry-content .r-fuki {
margin: 20px 0 40px 17%;
}
.entry-content .l-fuki::before{
position: absolute;
content: "";
top: 16px;
width: 13px;
height: 13px;
background-color: #49e810;
z-index: 2;
}
.entry-content .r-fuki::before {
position: absolute;
content: "";
top: 16px;
width: 13px;
height: 13px;
background-color: #eae8e8;
z-index: 2;
}
.entry-content .l-fuki::before {
right: -7px;
transform: rotate(-45deg);
-webkit-transform: rotate(-45deg);
}
.entry-content .r-fuki::before {
left: -7px;
transform: rotate(135deg);
-webkit-transform: rotate(135deg);
}
.entry-content .l-fuki::after,
.entry-content .r-fuki::after {
position: absolute;
content: "";
width: 65px;
height: 65px;
top: -10px;
border-radius: 40px;
border: 3px solid #fff;
background-size: cover;
background-position: center center;
background-repeat: no-repeat;
box-shadow: 1px 1px 5px #aaa;
}
.entry-content .l-fuki::after {
right: -107px;
}
.entry-content .r-fuki::after {
left: -107px;
}
@media screen and (max-width: 620px) {
.entry-content .l-fuki,
.entry-content .r-fuki {
width: 73%
}
.entry-content .l-fuki {
margin-right: 27%;
}
.entry-content .r-fuki {
margin-left: 27%;
}
}
@media screen and (max-width: 478px) {
.entry-content .l-fuki::after,
.entry-content .r-fuki::after {
width: 55px;
height: 55px;
border-radius: 30px;
}
.entry-content .l-fuki::after {
right: -84px;
}
.entry-content .r-fuki::after {
left: -84px;
}
}
.クラス名::after {background-image:url(画像のURL);}
.クラス名::after {background-image:url(画像のURL);}

 

詳細についてはアレンジ前のブログを参考に!ということで、こちらのブログも拝見させてもらいます。

www.notitle-weblog.com

 

まず、さっきのCSSをメモ帳で編集ね。

ふむふむ。

下の『クラス名』と『画像のURL』を変更するということね。

クラス名はアルファベットで始める半角英数字か。

 

あとは画像のURLね。

はてなフォトライフ http://f.hatena.ne.jp/my/)の画像を使うので、使いたい画像をクリックして個別画面で開く。

画像の上で『右クリック』⇒『画像アドレスをコピー』

で、そのアドレスを『画像のURL』へ。

キャラが2つだけじゃなくてもいいみたいなので5つ追加してみます!

 

で。それをCSSに追加するのね。

『デザイン』⇒『カスタマイズ』⇒『デザインCSS』を開いてコピペ。

これで設定は完了。

f:id:sho-sh:20180805185418p:plain

 

吹き出しスタート~~(´⊙ω⊙`)

設定が完了したので実際にやってみます。

記事を書く際に次のHTMLコードを記載するということ。 

 

  • <p class="l-fuki クラス名">テキスト</p>
  • <p class="r-fuki クラス名">テキスト</p>

“l-fuki”のlは縦棒ではなく小文字の “l”(エル)でアイコンが右で吹き出しが左。

“r-fuki”はアイコンが左で吹き出しが右。

 

<p class="l-fuki shokupan">テストテスト。吹き出しテスト~~</p>
<p class="r-fuki ojisan1">返事返事。吹き出し返事~~(´⊙ω⊙`)</p>

 

プレビューで見てみる…

f:id:sho-sh:20180805182800j:plain

ちゃんとなってる!

すごい。 

 

『見たままモード』でChrome拡張機能を使うと簡単にできるみたいです。

それを参考に拡張機能も使ってみることにしました。

詳細については上にある2つ目のブログに書いてありました。

拡張機能を使ってみたい人はどうぞ!

 

注意点

吹き出しの中ではEnterキー使っての改行ではなくShift+Enterなんだって。 

試しにEnter押してみたらそこで吹き出しが分かれちゃいました。

 

もっと簡単な方法あるのかな??(´⊙ω⊙`)

 

ということでご活用くださいませ~~

 

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災害が起こった時には電子カルテや医療情報も被災する

電子カルテ 

どうもー。しよです。

NHKで今回の水害で病院のカルテが水没してしまった件を取り上げていた』

というツイートがありましたので

先日、クラウド型の電子カルテについて書いたばかりだったなと思い、補足して書きたいと思います。

 

クラウド電子カルテについて書いた記事は文末でリンク貼ります。

電子カルテ等の情報の災害対策

まず、、、わたくし、しよは、、、

自慢じゃないですが、なかなかの頻度で災害に直面しており、その都度、自分にはそれほど被害もなくこうして無事に過ごしております。

無事だったことに感謝しているところですが、今回の7月豪雨のように、大規模災害が起こった場合は、当然のことながら、被災地域の医療機関や薬局なども被災します。

その時、医療情報はどうなってしまうのか??

 

医療情報

医療情報とは各患者さんの個別のデータです。

  • 患者基本情報(生年月日、年齢、血液型等)
  • 既往歴
  • 診療の経過
  • 投薬されているお薬
  • アレルギー情報
  • 検査情報
  • 家族情報
  • 画像関係
  • 他院からの書類
  • その他モロモロ

などなど、カルテには生命を維持することにつながる情報も含まれることが多々あります。

 

医療機関の浸水被害

浸水被害の場合、パソコンも医療機器も水に浸かります。

水に浸かるだけならまだしも、泥も入りますし、高潮被害の場合は塩分も入ります。

さらにさらに水によってどこかに流れていってしまう場合もあります。

 

これらがなくなってしまうとどうなるか?ということですが…

かかりつけのお医者さんのところへ行っても、それまでのデータが全部ないわけですから、初診と同じ状況になりますね。

 

例えば、皆さん自分の飲んでいるお薬覚えていますか??

1種類しか飲んでいない人は覚えていると思いますが、年齢を重ねると飲んでいるお薬も多くなります。

全部覚えているおじいちゃん、おばあちゃんはどのくらいいるでしょうか。

中には継続して飲まないと生命の維持にかかわる薬もあります。

お薬手帳などを持っていれば、それを医療従事者が把握することもできますが、

そうでない場合は、診察や検査を行なって初めて病名がわかるわけですから、対応が遅くなります。

f:id:sho-sh:20180803125512j:plain

 

パソコンは一度水に浸かると復旧には専門的な知識が必要ですし、復旧できるかどうかもわかりません。

まず、分解して洗って乾かして。そこからやっと復旧作業、ということになります。

ただし、これもパソコンがちゃんと残っていたら!ということ前提。

 

お客様の高潮被害

以前、お客様が高潮被害にあいました。

診療情報がなくなるということは患者さんの診察に関わることだけではなく、医療機関の請求情報もなくなります。

レセプトが作れないと言うこと。

レセプトができなければ収入がありません。

 

そこのお客様は電子カルテではなく紙カルテ+レセコンでした。

サーバーも外付けハードディスクもパソコンもすべて1階に置いていたため、全滅。

お伺いした際には泥だらけのパソコンや医療機器、紙カルテが散乱している状況でした。

ちょうど診療報酬請求時期と重なっており、請求をしなければ収入が途絶えます。

最悪、データが復旧できないことを考えて、もう一度入力するために、紙カルテを洗って乾かす、ということを急ピッチで行いました。

パソコンの中のデータは復旧できませんでしたが、幸いMOで取っていたバックアップが無事でした。

MOすごい。。。

ただし、MOへのバックアップは毎日行っていなかったということでデータの不足分がけっこうあります。

 

そこで、洗った紙カルテを見ながらレセコンへ入力をして、レセプトの提出は滞りなく行うことができました。

復旧できなかった場合はその月分が遅れることになりますから、サイアク医療機関の継続にも関わってきます。

この医療機関は紙カルテがほぼ残ってたことと、データが不足はあったにしても復旧できたことによって事なきを得ましたが、

紙カルテは洗って乾かしたにしてもドロドロで衛生状態も悪い。

もう使える状態ではなくなっていました。

それでも運がよかった方ですね。

 

災害のあった場合にどうすれば医療情報を守れるのか

これは簡単です。

医療機関の外にもデータを置いておくことです。

いわゆるクラウド化ですね。

このクラウド化については2種類あります。

今は医療情報の外部保存が国のガイドラインを守ることによって許可されています。

今回の災害でも、もしクラウド上にデータが残っていたら、患者カルテの消失にはつながっていなかったと思います。

 

最近では大手メーカーでも災害対策プランを用意していたりします。

先に書いた高潮被害にあった医療機関は、その後、クラウド型の電子カルテを導入されました。

 

f:id:sho-sh:20180803091513j:plain

 

クラウド化すること

クラウド化は災害が起こるたびに議論されてきました。

クラウドのシステムもどんどん増えていますが、医療機関クラウド上にデータを保管することをかたくなに拒否するところがあるのもまた事実。

自分の経験からクラウドのシステムをお客様にはよくオススメしておりましたが、災害についてお話すると、大概のお客様が『ここは大丈夫やで』でした。

どこも自分は大丈夫と思うものです。

もし、クラウドのシステムを利用することに抵抗がある場合も、バックアップだけでも外部保存にすることを検討されてみてはどうでしょうか。

 

余談ですが、どうしてもクラウド使うのはイヤ。

けど災害で困るのもイヤ。

2階にサーバーを置くのも火事とかあったら困るし…

ということで、毎日バックアップを自宅に持って帰られていた医療機関もあります。

この場合、データ持ち歩きのリスクがあるんですけどね。

それももちろん説明した上で、その対応を取られていました。

 

まとめ

阪神淡路大震災東日本大震災や今回の7月豪雨災害。

これを経験し、クラウド型も普及していくと思いますが、関西では南海トラフが来るという話もあります。

関西にかかわらず、日本全国で災害が起こる可能性がありますので、

その時に大切なデータを消失しなくてもすむよう、何か対策を一度検討してみませんか。

 

クラウド電子カルテについての記事

 ↓ ↓ ↓

 sho-sh.hatenablog.com

 

sho-sh.hatenablog.com

 

sho-sh.hatenablog.com

 

sho-sh.hatenablog.com

 

sho-sh.hatenablog.com

 

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電子カルテを導入する前に確認!電子カルテに求めることが多すぎる場合

電子カルテ

どうも。しよです。

 

今回も電子カルテについてです。

再度、電子カルテを導入するための目的を確認しましょう!

 

電子カルテの選定

前回の記事で電子カルテの選定をするときは

目的・目標を明確にすることをオススメしました。

 

sho-sh.hatenablog.com

 

あるドクターからの相談

先日、開業する先生から電子カルテ選定の相談を受けました。

あまり細かいことを書くわけにもいかないのですが 

相談内容は

『自分の希望するカルテがない』

ということ。

 

この先生は目的ははっきりしています。

そして電子カルテに求める内容を箇条書きにもしてありました。

かなりたくさん。

そう。かなりたくさん。。。

 

今回の電子カルテが見つからない理由はズバリ

求めること多すぎ!

それに合わない電子カルテを排除していくと

何も残らなかった。。。というパターンです。

 

優先順位

この場合は箇条書きにして書いた内容の優先順位をつけてもらいました。

優先順位の低いものから見ていって、運用でカバーできるものや

何かで代用できるものについて妥協できるかどうかの確認をしてみます。

そうすると電子カルテの選択肢がだいぶ増えました。

もう1度それらの中から選定です。

 

病院用の電子カルテとは違い、診療所用はできることが限られています。

どうせ導入するならあれもこれも!と思うかもしれませんが

運用でカバーできること、代用できるものがある場合は

そちらを利用することで無駄な費用をかけなくてもすむ場合もあります。

 

電子カルテと周辺機器との連携について

電子カルテと周辺機器、、、例えばPACSなどの画像系、医療機器、透析のベッド、その他モロモロ。

これについても確認が必要です。

連携実績があるもの、ないもの。ないとしたら連携してくれるのか。

またできる場合はどこまで連携できるのか。

 

クラウド型の場合、周辺機器との連携のハードルが高い気がします。

 

あ。もう1つ重要。この連携についても費用が発生します。

連携するには連携するためのプログラムが必要だったり、それなりに仕組みが必要となります。

ただ、初期費用だけではなく、連携についての保守費用も発生する場合も。

なんでや?!と思います??

それは連携することによって障害の起こる可能性が増えるからです。

例えば

『検査数値が電子カルテに取り込まれていたのに、急に取り込まれなくなった』

よくあることですが、障害発生時には対応する必要がありますので、保守費用が発生します。

 

この連携費用、会社によってマチマチなので確認は必須。

広告では安くうたっている電子カルテも、それらを全部あわせると高くなる可能性も。

f:id:sho-sh:20180802194836j:plain

 

おまけ

余談ですが今回の優先順位です。

  1. 某医療機器との連携
  2. 院内検査機器との連携
  3. 院内検査と外注検査の同一項目を同列で表示
  4. 5年ごとの更新がない
  5. 災害のあった時のために簡単にバックアップを取りたい

    以下略

 

診療所用の電子カルテは3が対応できるものがほぼありません。

この優先順位が3番目なので、ほぼ選択肢がなくなります。

 

しかーし。。。ここは疑問なんですよね。

これについてはこの先生からだけではなく

他の医療機関でもご要望として何回かお聞きしたことがあるのですが

だいたいどこの電子カルテもNGなんですよね。

どこか対応してるところないのでしょうか。

 

まとめ

最終的に、先生の希望する内容を全部叶えられるものは、病院用の電子カルテしかないんじゃないの??という話になりました。

その先生の開業したいと思っている規模の無床診療所では病院ほどのシステムは不要ですし、そこにコストをかけるのはもったいない。

ということで、先生も納得され、妥協点を探し始めました。

開業までにはまだまだ時間があるので、今後もしばらく理想と現実にぶち当たって悩むと思います。

 

もし、やりたいことが多すぎて電子カルテがない!ってなってしまった場合は

優先順位の低い方から妥協できるものを探してみてください。

 

以上です!

 

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